にしださん!
2026年度の健康経営優良法人の申請、もう出したんですか?
もちろん、スーちゃん。うちは中小規模法人部門だから期限は10月17日(金)だったからね。ちゃんと間に合うように準備して出したよ。
さすがです~!
でも最近ネットで、「健康経営が逆効果になることもある」って耳にしたんですけど…どういうことなんですか?
ああ、それね。実はすごく大事なポイントかもしれないね。
「健康経営」という言葉が広まって、認定制度もできて、やってる企業は増えてきた。でも中には、「書類を整えること」が目的になってしまっているケースもあるんだ。

あー…たしかに、項目を埋めることがゴールになっちゃったら、本末転倒かもですね。
そう。たとえばね、「これやってます!」「こんな施策始めました!」って、社内外にアピールすることにはすごく力を入れてるのに、実際に社員がその内容を知らなかったり、負担感ばかり大きくて、全然浸透してないケースもある。
それどころか、「うちは健康経営に力を入れてます!」って掲げてるのに、実態が伴ってないギャップに嫌気が差して、納得できずに退職したって話も、耳にするんだ。
うわ…それ、ちょっと悲しいですね…。
会社は良かれと思ってやってても、それが“独りよがり”になっちゃってると、逆に社員の信頼を失うんですね…。
その通り。だからこそ、**形式やアピールじゃなくて「本当に社員がどう感じてるか」**に目を向けることが大事なんだよ。
そのために必要なのが、全員参加型の健康経営。でもこれは、いきなりみんなを巻き込む!っていう話じゃないんだ。
じゃあ、どうすればいいんですか?
みんな忙しいし、「健康のことは会社が勝手にやってること」って思ってる人も多いかも…。
そうだね。だからこそ心理学的にポイントになるのが、スモールステップと合意形成なんだ。
おぉ~!出たっ、スモールステップ!
でも、健康経営でも活きるんですね!
もちろん。
たとえば、いきなり「運動をしましょう!」って言っても誰も動かないよね(笑)
でも、「今の職場に無理なく取り入れられそうな健康習慣って何ですか?」って、社員にアンケートで聞くだけでも、第一歩になるんだ。
あ、それなら答えやすいし、「関わった感」もありますね!
そう。それに、回答された内容をもとに「みんなの声からこういう取り組みを始めます」って伝えれば、小さな“合意形成”にもなる。
人ってね、自分が選んだことには、自然と責任感が湧いて、やってみようという気持ちになりやすい。これを心理学では「自己決定理論」と呼んだりする。
なるほど~!
“やらされてる感”から、“自分ごと”になるってことですね。
そのとおり!
しかも、こうした合意形成は一度だけじゃなくて、積み重ねが大事。
たとえば、「健康づくりワーキングチーム」みたいな小さなグループを作って、月1で意見交換するとか、ちょっとした社内キャンペーンをやってみるとかね。
“イベントにしない”って大事かもですね~。
日常の延長にある取り組みなら、継続しやすそう!
うん。
健康経営って、決して「評価を取るため」にやるものじゃない。
社員の心と体の健康が守られて、安心して働ける環境を作ることで、会社全体の力が高まる。
だから、会社と社員が一緒に“自分たちの健康経営”を育てていくというスタンスが、いちばん健全なんだよ。
「健康経営」って、ただの“制度対応”じゃなくて、働く私たち自身が「どうありたいか」を考えるチャンスなんですね。
やらされるより、関わるほうがずっと楽しいし、続けやすい!
私も、スモールステップで“うちの健康経営”に一歩踏み出してみたくなりました🐾

【ご注意ください】
大規模法人部門における申請:2025/10/10(金) 17時 締め切り
中小規模法人部門における申請:2025/10/17(金) 17時 締め切り
申請について - ACTION!健康経営|ポータルサイト(健康経営優良法人認定制度)
「健康経営、ちゃんとやってるはずなのに、なぜか職場が変わらない…」
その違和感は、“実態と見せ方のズレ”かもしれません。
全員参加型の健康経営は、社員の声を起点にスモールステップで始めることができます。
「うちのやり方」で、“うちに合う”健康経営を一緒に見つけていきませんか?
キャリアと保険、どちらの視点も大切にしながら、
これからの働き方や組織づくりを一緒に見つめ直しましょう。
健康経営エキスパートアドバイザー兼キャリアコンサルタントの無料相談受付中です。お気軽にどうぞ!
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