株式会社アドバンスゲート

COULUMNコラム

キャリコンにしだと
スーちゃんの心理学コラム(32)

「なんでこうなった?」じゃ前に進めない?
アドラー心理学の“目的論”で行動の見え方が変わる!

スーちゃん にしださん、最近ちょっとモヤモヤしてて…。
自分でも「なんでいつもこうなんだろう?」って思うことがあって、過去のことばっかり考えちゃうんです。

にしだスーちゃん、それって自然なことだよ。
でも、そこに“ある考え方”を入れてみると、少し楽になるかもしれない。

スーちゃん ある考え方…?

にしだうん、それがアドラー心理学で有名な「目的論」っていう考え方なんだ。

スーちゃん 目的論? それってどういうことですか?

にしだまず、多くの人が無意識に持っているのが「原因論」。
「過去にこうだったから今こうなってる」っていう考え方だね。

スーちゃん あ~たしかに。「親に厳しくされたから自信がない」とか、「前に失敗したから挑戦できない」とか…。

にしだそうそう。でもアドラーは、人の行動は“過去の原因”ではなく、“未来の目的”によって動いているって考えたんだ。

スーちゃん えっ!?過去じゃなくて、未来の“目的”?

にしだそう。「いま自分がこの行動をしているのは、“何かの目的を果たすため”」って考えるんだ。
たとえば、スーちゃんが「失敗が怖くて動けない」と感じているとしたら…

スーちゃん はい、まさにそれです…(小声)

にしだその“動かない”という行動にも、実は目的があるんだ。
それはたとえば、「傷つかないため」「恥をかかないため」「責任を負わないため」…といった目的かもしれない。

スーちゃん うわっ…なんか図星かもです…。
つまり、「動けないんじゃなくて、“動かない”ことを選んでる」ってことですか?

にしだその通り!アドラーは、「人はいつでも自分の行動を選んでいる」と考えるんだ。
そして、その選択には目的がある。たとえそれが無意識でもね。

スーちゃん でも、原因論の方がラクじゃないですか?
「自分はこういう過去があるから仕方ない」って思えた方が…。

にしだうん、確かに原因論は“責任を外に置ける”から、一時的にはラクだよね。
でもそれだと、自分の人生のハンドルを“過去”や“他人”に渡しちゃうことになる。

スーちゃん あっ…!過去に振り回されてる感じになりますね。

にしだ逆に目的論を取り入れると、「じゃあ、この行動の裏にある目的は?」「本当は何を望んでるの?」って、自分と対話できるようになる。

スーちゃん たとえば、「人と距離をとる」っていう行動にも、「傷つきたくない」って目的があるかもしれないし…
でも本当は「もっと人とつながりたい」って願いがある…ってことですか?

にしだまさにそれ!
本来の目的に気づけたら、そこからどう行動を変えていくかを考えられる。
行動の主導権を、“今ここにいる自分”に戻せるんだよ。

スーちゃんすごい…原因論だと「終わった話」で止まっちゃうけど、目的論だと「これからどうする?」って前を向けるんですね!

にしだそう。キャリア支援の場でも、「なぜ転職を繰り返してしまうんですかね…」って相談に対して、
「その行動にどんな目的があったと思いますか?」と問いかけると、全然違う答えが出てくることがあるよ。

スーちゃんうわぁ…これは、いろんな場面で使えそう…。
過去を掘り返すより、「今、何のためにこうしてるのか」を見てみたくなりました!


スーちゃん「なんでこうなったの?」って悩んでばかりだったけど、
“過去”じゃなくて“目的”に目を向けるって、すごく力がわいてくる感じ!
比べない自分、自分の行動にちゃんと向き合う自分、まずは、やってみよ~


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